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VBAでグローバル変数を定義する方法(モジュールレベル変数)

2024年6月1日

VBAでグローバル変数を定義する方法

タイトルにグローバル変数と書きましたが、厳密にはVBAにはグローバル変数はありません。

一般的にグローバル変数はどの場所からも参照できる変数のことです。

VBAでこれに該当する変数はモジュールレベル変数になります。

今回はこのモジュールレベル変数がどのようなものかを紹介します。

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VBAのグローバル変数(モジュールレベル変数)とはどのようなものか

変数宣言の方法

'モジュールの先頭
Public pubAbc As String 'Public:他のモジュールからも参照可能
Private priAbc As String 'Private:他のモジュールからは参照不可
Sub Procedure()
    
End Sub

先にモジュールレベル変数の宣言方法について説明します。

モジュールレベル変数はモジュール(標準モジュールやシートモジュールなど)の先頭に記載します。

正確にはプロシージャよりも上に記載すればモジュールレベル変数になります。

モジュールレベル変数のスコープ

'モジュールの先頭
Public pubAbc As String 'Public:他のモジュールからも参照可能
Private priAbc As String 'Private:同じモジュール内から参照可能

変数のスコープはPublicで宣言するかPrivateで宣言するかにより変わります。

Publicで宣言すると一般的にいうグローバル変数になります。

どのモジュールのプロシージャからも参照可能な変数となります。

VBAでグローバルな変数を作りたい場合はモジュールの先頭に記載してPublicで宣言すると覚えてください。

PublicとPrivateの違い

モジュールレベル変数は、Publicで宣言したときとPrivateで宣言したときでスコープ(参照可能な範囲)が違います。

PublicとPrivateの違い
Publicどのモジュールのプロシージャからも参照可能
Private同じモジュールのプロシージャから参照可能
PublicとPrivateの違い

スコープ(参照可能な範囲)の違いをまとめると、↑の表のようになります。

Publicで宣言すると、どのモジュールからも参照可能となります。(例えば、Module1の変数にModule2から参照できる)

Privateで宣言すると、同じモジュールのプロシージャから参照可能となります。
逆にいうと、他のモジュールからは参照することができません。

他のモジュールからも参照したいときはPublicに、同じモジュールからしか参照しないときはPrivateと、使い分けておくのがGoodです。

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Posted by やろまい