【VBA】Unionメソッドは失敗しましたのエラー原因
今回はUnionメソッドでエラーが起こる原因と対策を紹介します。
Unionメソッドでエラーとなる原因はほとんどがシート指定のミスによるものです。
どういったケースでエラーが起こるのか見ていきましょう。
Unionメソッドは失敗しましたのエラー原因
Sub UnionError()
'''Unionメソッドでのエラー例
Dim sht As Worksheet
Set sht = Sheets("Sheet1")
Dim rng1 As Range
Set rng1 = sht.Range("A1:A3") '原因1:Sheet1上のセルを指定している
Dim rng2 As Range
Set rng2 = Range("B1:B3") '原因2:アクティブシート上のセルを指定している
Dim rngIntersect As Range
Set rngIntersect = Union(rng1, rng2)
End Sub
Unionメソッドでエラーが起こりやすいケースを、サンプルコードとして記載しました。
Unionメソッドは引数に異なるシート上のセルを指定すると、エラーが発生します。
サンプルコードを見ると、rng1はSheet1上のセルを指定していますが、rng2はアクティブシート上のセルを指定しています(Rangeでシート指定しないと自動的にアクティブシートとなります)
Sheet1をアクティブにした状態で実行するとエラーが起きません。
しかし、Sheet1以外をアクティブにした状態で実行するとエラーが発生します。
rng1とrng2の指定しているシートが異なるのが原因です。
Unionメソッドのエラー対策
Sub UnionNotError()
'''Unionメソッドでのエラー対策後
Dim sht As Worksheet
Set sht = Sheets("Sheet1")
Dim rng1 As Range
Set rng1 = sht.Range("A1:A3")
Dim rng2 As Range
Set rng2 = sht.Range("B1:B3") 'rng2もSheet1上のセルを指定する
Dim rngUnion As Range
Set rngUnion = Union(rng1, rng2)
End Sub
解決策はシンプルです。
rng1, rng2が別シートとならないようにすれば良いのです。
上のコードのようにrng2もSheet1のセルを指定するように変えれば解決します。
Unionメソッドでエラーが出たときは別々のシートのセルを指定していないか確認してみましょう。