数学はなぜ役立つのか(なぜ数学を学ぶのか)

数学が嫌いっていう人、正直に手を挙げてください

正直、苦手かな

じゃあ、数学なんて要らないでしょって思う人、手を挙げてください

手が挙がりますねぇ。はいはい。

私は数学が苦手ではないのですが、学ぶとどんなメリットがあるのか。数学がどんな役割を担っているのかは正直ピンと来ていませんでした。

極々たまに役立つなぁって感覚でした

ところが、京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略 (集英社新書)を読んで、数学には数学にしか担えない重要な役割があることを知りました。

数学にしかできない役割を知って、強烈に驚きました

建築には三角関数が必要とか、論理的に考えるクセが付くとかそんな子供騙しみたいな理由ではありません。

なぜこれほど数学が重宝されるのか、その本質的な理由を紹介します。

抽象的だから何にでも使える

初めに結論から言います。数学の唯一無二の性質はその抽象度の高さです。

どういうことか1つ具体的なエピソードを交えて説明していきます。

コンピュータは数学から生まれた?

コンピュータは0と1の組合せによって動いているという話は知っていますか?

この0と1で演算する考え方はブール代数という数学が基礎になっています。
これは19世紀にジョージ・ブールという数学者が考案したもので、当時はコンピュータや計算機などはありません。

ところが、20世紀に入ってからアナログな電子回路にブール代数を応用して、数値計算に使われだしました。
そして、この0と1の組合せは今もコンピュータの中で使われています。

この実例で知って欲しいのは、数学が電子回路に応用されたということです。

数学と電子は別の学問です。それでも、数学を応用することができました

数学は抽象的だから何にでも使える

大学で研究すると分かるのですが、どんな学問分野であっても数式と出会わないことはありません。
広く調べていけば必ず数学を適用した事例が見つかります。

他の分野ではこのようなことはありません。
せいぜい、関連性の深い2~3の分野と絡み合っているだけです。

それに対して、数学はどのような分野に対しても適用することが可能です。

それは数学が抽象的な概念を扱うからです

でも、だからこそ数学は役に立つのです。もともと(現世利益的な意味では)目的がなく、抽象的な世界で閉じているので、数学は道具としての応用範囲がきわめて広い。だから、何にでも使えます。

京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略 (集英社新書)

数学はすぐには役に立ちません。
~をするために~を研究するというスタンスを取らないためです。

数学を苦手に感じるのも、これが理由だと思います

しかし、短期的な目的がないからこそ、どの分野に対しても応用することができます。

数学を学ぶ理由はここにあります。

数学を学ぶのは抽象度が高く、どんな分野にでも応用できるからです。
革新的な発見をしていくためには、数学の存在は必要不可欠なのです。

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