【VBA】文字列の切り出し方を紹介(Left, Right, Mid)
今回はVBAで文字列の切り出す方法について紹介します。
文字列を切り出す方法には、大きく次の3つの方法があります。
関数 | 切り出す位置 |
---|---|
Left | 左側から切り出す |
Right | 右側から切り出す |
Mid | 文字列の途中から切り出す |
これら3つの関数を使った文字列の切り出し方を解説するのでご覧ください。
《カンマやハイフンなどで区切られた文字列には》
3 つの関数以外にもSplit関数による切り出し方もあります。
例えば、カンマやハイフンなどで区切られた文字列から取り出すには3つの関数でなく、Split関数が有効です。
Split関数の使い方は下記の記事をご覧ください。
1.文字列の切り出し方(Left関数)
Sub Sample1()
'左から3文字切り出し
MsgBox Left("ABCDEFG", 3)
End Sub
文字列を左側から取り出すにはLeft関数を使います。
Left関数は、Left(文字列, 文字数)とすると文字列の左側から文字数分だけを切り出してくれます。
サンプルコードでは左側から3文字のABCを切り取っています。
2.文字列の切り出し方(Right関数)
Sub Sample2()
'右から3文字切り出し
MsgBox Right("ABCDEFG", 3)
End Sub
文字列を右側から取り出すにはRight関数を使います。
Right関数は、Right(文字列, 文字数)とすると文字列の右側から文字数分だけを切り出してくれます。
サンプルコードでは右側から3文字のEFGを切り取っています。
3.文字列の切り出し方(Mid関数)
Sub Sample3()
'3文字目から2文字切り出し
MsgBox Mid("ABCDEFG", 3, 2) 'CD
End Sub
文字列を途中から取り出すにはMid関数を使います。
Mid関数は、Mid(文字列, 切り出し位置, 文字数)として使います。
例えば切り出し位置を3とすると、左から3つ目の位置から文字数分だけ文字列を切り出します。
サンプルコードでは左から3つ目から2文字分を切り取っています。 (CとD)
Sub Sample4()
'3文字目から最後まで切り出し
MsgBox Mid("ABCDEFG", 3) 'CDEFG
End Sub
また、文字数を省略すると最後の文字まで取り出すことができます。
このようにLeft , Right, Midの3つの関数を活用して文字列の切り出しをしてみてください。