【Python】配列(list)の使い方とメソッド一覧を紹介
Pythonのlistは、複数の要素を順序付けて格納するために使用されるデータ構造です。
今回はlistの使い方とメソッド一覧を紹介します。
この記事では↓の内容が分かります。
- listの作成方法
- list要素の取得方法
- list要素の追加方法
- list要素の削除方法
- listの要素数を取得する方法
- listのメソッド一覧
listの作成方法
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
listを作成するには、要素を角括弧 [ ] で囲んでカンマで区切ります。
↑のように書くことで、listを作成することができます
list要素の取得
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(numbers[0]) # 1
リストの要素には、インデックスを使ってアクセスできます。
気を付けて欲しいのはインデックスが0始まりであることです。
サンプルコードではインデックス0の1を表示しています。
list要素の追加(append, insert)
- append:listの末尾に要素追加
- insert:listの間に様子追加
list要素を追加するメソッドは2つあり、このように使い分けします。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
numbers.append(6) # listの末尾に6を追加
print(numbers) # [1, 2, 3, 4, 5, 6]
list要素の追加にはappendメソッドを使います。
appendメソッドを使うとlistの末尾に要素が追加できます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
numbers.insert(2, 7) # numbersのインデックス2に7を追加
print(numbers) # [1, 2, 7, 3, 4, 5]
list要素を間に追加するにはinsertメソッドを使います。
insertメソッドを使うと指定したインデックスの位置に要素が追加できます。
list要素の削除(removeメソッド)
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
fruits.remove("banana") # fruitsからbananaを削除
print(fruits) # ['apple', 'orange']
list要素を削除するにはremoveメソッドを使います。
removeメソッドの引数に指定した要素を削除できます。
listの要素数を取得(len関数)
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
print(len(fruits)) # 3
listの要素数を取得するにはlen関数を使います。
listのプロパティやメソッドではなく、組み込み関数を使うと覚えましょう。
listを昇順、降順でソートする方法
listのメソッド一覧
メソッド名 | 説明 |
---|---|
append | リストの末尾に要素を一つ追加します。a[len(a):] = [x] と等価です。 |
extend | イテラブルのすべての要素を対象のリストに追加し、リストを拡張します。a[len(a):] = iterable と等価です。 |
insert | 指定した位置に要素を挿入します。第 1 引数は、リストのインデクスで、そのインデクスを持つ要素の直前に挿入が行われます。従って、 a.insert(0, x) はリストの先頭に挿入を行います。また a.insert(len(a), x) は a.append(x) と等価です。 |
remove | リスト中で x と等しい値を持つ最初の要素を削除します。該当する要素がなければ ValueError が送出されます。 |
pop | リスト中の指定された位置にある要素をリストから削除して、その要素を返します。インデクスが指定されなければ、 a.pop() はリストの末尾の要素を削除して返します。この場合も要素は削除されます。 (メソッドの用法 (signature) で i の両側にある角括弧は、この引数がオプションであることを表しているだけなので、角括弧を入力する必要はありません。この表記法は Python Library Reference の中で頻繁に見ることになるでしょう。) |
clear | リスト中の全ての要素を削除します。del a[:] と等価です。 |
index | リスト中で x と等しい値を持つ最初の要素の位置をゼロから始まる添字で返します。 該当する要素がなければ ValueError が送出されます。 |
count | リストでの x の出現回数を返します。 |
sort | リストの項目を、インプレース演算 (in place、元のデータを演算結果で置き換えるやりかた) でソートします。引数はソート方法のカスタマイズに使えます。 sorted() の説明を参照してください。 |
reverse | リストの要素を、インプレース演算で逆順にします。 |
copy | リストの浅い (shallow) コピーを返します。a[:] と等価です。 |