【VBA】参照設定の追加方法とそのメリットを紹介
今回は参照設定の追加方法とそのメリットを紹介します。
参照設定の追加方法
参照設定をするには、VBEでツール⇒参照設定とクリックします。
上の画像のようにメニューが表示されるので、追加したいものにチェックを入れます。
あとは、OKボタンを押せば参照設定の追加は完了です。
参照設定はブック毎に行われます。そのため、新しいマクロブックを作った時には、参照設定を追加しましょう。
また、ブックごと人に渡す場合は再度参照設定を行ってもらう必要はありません。
参照設定のメリット
参照設定のメリットは次の2つがあります。
参照設定をしなくても、CreateObjectでライブラリを使うことができますが、次の2つのメリットを受けることができません。
1. インテリセンス(入力補完)が使える
参照設定の大きなメリットはインテリセンス(入力補完)が使えることです。
上の画像では「Microsoft Scripting Runtime」の参照設定を追加して、Dictionaryを使えるようにしています。
参照設定していると、画像のようにメソッドやプロパティが自動で候補表示されるようになります。
インテリセンスはプログラムを素早く作るための大きな武器です。積極的に使っていきましょう。
2. 型チェックの正確さアップ
参照設定しない場合、ライブラリに依存する型を指定することができません。
そのためObject型で代用する必要があり、意図と違うオブジェクトを代入してしまってもエラーが起こりません。
参照設定しておけば正確な型を書けるため、型のエラーによってコードの誤りに早い段階で気付くことができます。
特に初めて使うライブラリだと型を間違えやすいので、参照設定することをおすすめします。