【VBA】Array関数の使い方を解説
今回はArray関数の使い方を紹介します。
Array関数は自由な配列を作れる便利な関数です。
この記事ではArray関数の基本的な使い方とArray関数の2つのポイントについて紹介します。
- 代入する変数はVariant型
- インデックス番号は0始まり
Array関数の基本的な使い方
Sub ArraySample1()
Dim arr As Variant
arr = Array("文字列", 1, 1.2345) '文字列や数値型が混在してもOK
Debug.Print arr(0) '文字列
Debug.Print arr(1) '1
Debug.Print arr(2) '1.2345
End Sub
Array関数はArray(要素1, 要素2, 要素3, …)として使います。
Array関数はカンマ区切りで渡した要素を配列にして返してくれます。
自由な配列を簡単に作れるのが嬉しいところです。
要素とする型に制限はなく、サンプルコードのように文字列や数値型を混在させることができます。
ポイント1: 代入する変数はVariant型にする
Sub ArraySample2()
Dim arr As Variant '代入する変数はVariant型
arr = Array("文字列", 1, 1.2345)
End Sub
Array関数を代入する変数(ここではarr)は必ずVariant型としてください。
たとえ要素がすべて文字列だったとしても、Dim arr() As Stringとすると実行時エラーになります。
ポイント2: インデックス番号は0始まり
Sub ArraySample3()
Dim arr As Variant
arr = Array("文字列", 1, 1.2345) '文字列や数値型が混在してもOK
Debug.Print LBound(arr) '0 LBound関数:インデックス番号の最小値
End Sub
Array関数が返す配列のインデックス番号は0始まりとなります。
For文などでうっかり1始まりにしないように注意しましょう。