【VBA】図形(Shape)の種類を判定する方法(Typeプロパティ)

2024年1月4日2025年11月1日

Excelシートの図形(Shape)を処理していると、たまに図形の種類を気にすることがあります。

例えば、シート上の全図形に対して処理したいけど画像だけ除外したいなど。

図形の種類の確認はTypeプロパティを使って行います。

今回はこのTypeプロパティの使い方と図形の種類について解説します｡

図形(Shape)の種類を判定する方法(Typeプロパティ)

Sub Sample()
    '''画像以外の図形を左端に集める

    Dim shp As Shape
    For Each shp In ActiveSheet.Shapes

        ''画像以外の図形を判定
        If shp.Type <> msoPicture Then
            shp.Left = 1
            shp.Top = 1
        End If
    Next
End Sub

このサンプルコードは図形(Shape)の種類を判定して、画像以外の図形の位置を動かすものです。

        ''画像以外の図形を判定
        If shp.Type <> msoPicture Then

ポイントはこの部分で、shp.Typeが画像でないときのみ処理を進めています。

このようにshp.Typeを確認することで、図形の種類に応じた処理分岐ができます。

よく使う図形の種類

図形の種類	定数	値
図形・オートシェイプ	msoAutoShape	1
グラフ	msoChart	3
フリーフォーム	msoFreeform	5
グループ化された図形	msoGroup	6
線	msoLine	9
リンク画像	msoLinkedPicture	11
画像	msoPicture	13
テキストボックス	msoTextBox	17
表	msoTable	19
図表	msoDiagram	21

よく使う図形の種類

よく使う図形の種類にはこのようなものがあります。

図形の種類を確認したいときに活用してみてください。

また、図形の種類一覧もこの後にまとめて記載します。
（ここにない種類を確認したい際に使ってください）

図形の種類一覧

図形の種類	定数	値
	msoShapeTypeMixed	-2
図形・オートシェイプ	msoAutoShape	1
吹き出し	msoCallout	2
グラフ	msoChart	3
コメント	msoComment	4
フリーフォーム	msoFreeform	5
グループ化された図形	msoGroup	6
埋め込みOLEオブジェクト	msoEmbeddedOLEObject	7
フォームコントロール	msoFormControl	8
線	msoLine	9
リンクOLEオブジェクト	msoLinkedOLEObject	10
リンク画像	msoLinkedPicture	11
ActiveXコントロール	msoOLEControlObject	12
画像	msoPicture	13
プレースホルダー	msoPlaceholder	14
テキスト効果	msoTextEffect	15
メディア	msoMedia	16
テキストボックス	msoTextBox	17
スクリプトアンカー	msoScriptAnchor	18
表	msoTable	19
描画キャンバス	msoCanvas	20
図表	msoDiagram	21
インク	msoInk	22
インクコメント	msoInkComment	23
スマートアート	msoSmartArt	24
スライサー	msoSlicer	25
Webビデオ	msoWebVideo	26
コンテンツアドイン	msoContentApp	27
グラフィック	msoGraphic	28
リンクグラフィック	msoLinkedGraphic	29
3Dモデル	mso3DModel	30
リンク3Dモデル	msoLinked3DModel	31